中古スマホへの機種変更は、手間をかけずに自分で行うことができる便利な選択肢です。特に、コストを抑えたい方にとって、中古スマホは魅力的な選択肢となります。
しかし、初めて自分で機種変更を行う場合、どのように進めれば良いのか不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、中古スマホへの機種変更を自分で行う方法について、具体的な手順や注意点を詳しく解説します。
中古スマホへの機種変更を自分で行う方法
中古スマホへの機種変更を自分で行うのは、方法さえ理解していれば難しくありません。以下の手順に沿って進めることで、スムーズに機種変更を行うことができます。
旧スマホでバックアップデータをとる
まず最初に、現在使用しているiPhoneやAndroidスマホからデータのバックアップを取ります。iPhoneの場合はiCloudやiTunesを使ってバックアップが可能です。
Androidの場合はGoogleアカウントを利用してデータをバックアップします。このステップは非常に重要であり、連絡先や写真など大切なデータを守るためには欠かせません。
iPhoneのバックアップ方法
- iCloud 「設定」→「[自分の名前]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップ」
- iTunes PCに接続し、iTunesを開いて「バックアップ」を選択
- Android Googleアカウントにログインし、「設定」→「システム」→「バックアップ」でデータを保存
バックアップ方法 | 手順 |
---|---|
iCloud | 「設定」→「[自分の名前]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップ」 |
iTunes | PCに接続し、iTunesを開いて「バックアップ」を選択 |
SIMカードを差し替える
次に、中古スマホにSIMカードを差し替えます。SIMカードは現在使用している端末から取り出し、新しい端末に挿入します。
SIMカードのサイズが合っているか確認することも重要です。SIMカードには標準SIM、micro SIM、nano SIMの3種類がありますので、自分の端末に適したサイズを確認しましょう。
SIMカードの取り出し手順
- 現在使用中のスマホの電源を切ります。
- SIM取り出しツールやペーパークリップを使って、SIMトレイの穴に差し込みます。
- トレイを引き出し、SIMカードを取り出します。
- 中古スマホのトレイにも同様にSIMカードを挿入します。
SIMカードの種類 | サイズ |
---|---|
標準SIM | 25mm x 15mm |
micro SIM | 15mm x 12mm |
nano SIM | 12.3mm x 8.8mm |
初期設定をする
中古スマホを起動すると、「こんにちは」という画面が表示されます。この画面から言語や地域など基本的な設定を行います。Wi-Fiネットワークにも接続し、その後Apple IDやGoogleアカウントでサインインします。この際、先ほどバックアップしたデータを復元するオプションも表示されるので、それに従って進めます。
初期設定手順
- 言語と地域の選択
- Wi-Fiネットワークへの接続
- Apple IDまたはGoogleアカウントでサインイン
バックアップデータを移行する
初期設定が完了したら、バックアップデータの移行作業に入ります。
iPhoneからiPhoneへの移行の場合は、「クイックスタート」を利用すると簡単です。この機能では、新旧両方の端末を近づけるだけで、自動的にデータ移行が開始されます。
AndroidからAndroidへの移行も同様に、Googleアカウント経由で簡単にデータ移行が可能です。
クイックスタート利用手順
- 新旧端末を近づける
- 表示される指示に従い、Face IDやTouch IDなどの設定
- データ移行オプションから「データ転送」を選択
一部のアプリについては個別にデータを引き継ぐ
LINEやゲームアプリなど、一部アプリでは個別にデータ引き継ぎが必要です。LINEの場合は、「設定」→「アカウント」→「引き継ぎ」を選択し、引き継ぎコードを取得しておくと良いでしょう。
また、他のSNSやアプリについても同様に事前に引き継ぎ方法を確認しておくことが大切です。
MVNOなどでAPN設定が必要な場合は設定する
MVNO(格安SIM)などではAPN(アクセスポイント名)設定が必要になる場合があります。この設定が正しくないと、モバイルデータ通信ができなくなるため注意が必要です。
APN設定は通常、MVNO提供のマニュアルやウェブサイトから取得できますので、それに従って設定してください。
APN設定手順
- 「設定」→「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」
- APN情報を入力し、「保存」
設定完了後に問題なく使えるか確認する
最後に、新しい端末で問題なく使えるか確認します。電話やSMSが正常に機能するかチェックし、インターネット接続も確認しましょう。
また、一部アプリについては動作確認もしておくと安心です。これで中古スマホへの機種変更が完了します。
中古スマホへの機種変更時の注意点
中古スマホへの機種変更にはいくつか注意点があります。
SIMロック解除
中古スマホがキャリアから購入されたものであれば、SIMロック解除が必要です。これが解除されていないと、自社回線以外では使用できません。
周波数帯の確認
中古スマホが自分の契約しているキャリアと対応している周波数帯かどうかも確認しておくべきポイントです。
契約中プランの見直し
機種変更後には契約中プランとの相性も考慮しましょう。
特定のプランでは新しい端末との互換性がない場合がありますので、その際にはプラン変更も検討してください。
結論
中古スマホへの機種変更は、自分で行うことができる手軽なプロセスです。事前準備としてApple IDやパスワードの確認、データバックアップ、SIMカード差し替えなど多くのステップがありますが、それらさえクリアすればスムーズな移行が可能です。
また、新しい端末でも快適な使用感を得るためには初期設定やAPN設定も重要です。これらのポイントを押さえて、中古スマホライフを楽しんでください。